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骨折後のリハビリと訪問マッサージ

骨折後の関節拘縮の予防、筋力低下の抑制を目的とした保険適用の自宅施術。
沖縄県内全域、国家資格者が訪問します。

高齢者の骨折とその後の課題

高齢者の骨折は、転倒などをきっかけに起こりやすく、その後の生活機能に大きな影響を及ぼします。特に大腿骨近位部(足の付け根)の骨折、橈骨遠位端(手首)の骨折、脊椎の圧迫骨折は高齢者に多くみられ、骨粗鬆症を背景に発生することが多い骨折です。

骨折そのものの治療は、手術または保存療法(ギプス固定など)によって行われますが、骨が癒合した後も課題が残ります。骨折後は、患部を一定期間固定したり安静にしたりすることで、その周囲の関節が固まる「関節拘縮」や、筋肉が痩せて力が入りにくくなる「筋力低下」が生じます。これらは骨折部位そのものだけでなく、安静によって全身に及ぶことがあります。

特に高齢の方の場合、骨折を機に活動量が大きく低下し、それまで自力でできていた動作が難しくなる、外出の機会が減る、といった形で生活全体が不活発になりやすい傾向があります。骨折は治っても、その後の生活機能の低下が長く残る、というケースは少なくありません。

医療機関での急性期・回復期のリハビリテーションが終了した後、自宅での生活期において、関節の柔軟性を保ち、筋力の低下を緩やかにすることは重要です。訪問マッサージは、この生活期における維持的なアプローチを支える役割を担います。

骨折後のリハビリにおける訪問マッサージの役割

訪問マッサージは、国家資格あん摩マッサージ指圧師を有する施術師が、医師の同意書に基づき、自宅や施設に伺ってマッサージと関節可動域訓練を行うサービスです。骨折後に通院が困難になった方、回復期リハビリ終了後の生活期にある方への施術では、以下の役割を果たします。

第一の役割は、関節拘縮の予防です。骨折後の固定や安静によって、患部周囲の関節は動かす範囲が狭まり、固まっていきます。一度進行した拘縮を元に戻すことは難しいため、進行を防ぐ予防的なアプローチが重要です。訪問マッサージでは、痛みの出ない範囲で関節をゆっくり動かす関節可動域訓練を継続的に行います。

第二の役割は、筋緊張の緩和と筋力低下の抑制です。骨折をかばう生活が続くと、患部周囲だけでなく、健側(けがをしていない側)の筋肉にも負担がかかり、緊張が生じます。徒手によるマッサージで筋肉のこわばりをやわらげるとともに、廃用による筋力低下をできるだけ緩やかにすることを目指します。

第三の役割は、全身の廃用予防です。骨折を機に活動量が低下すると、骨折部位だけでなく全身の筋力・体力が低下していきます。訪問マッサージでは、骨折部位周囲だけでなく全身を視野に入れた施術を行い、寝たきりや生活機能の大きな低下を防ぐことを目指します。

第四の役割は、ご本人・ご家族の生活を支えることです。週1〜3回、決まった施術者が定期的に訪問することは、骨折を機に不安を抱えておられるご本人とご家族の心理的な支えとなり、専門職が定期的に状態を見てくれる安心感につながります。

期待できる施術の目的と効果

訪問マッサージは、骨折後の機能回復を支え、生活機能の維持を図ることを目的としたサービスです。あはき・柔整広告ガイドライン(令和7年2月18日厚生労働省)に留意し、期待される目的を客観的な範囲で記載します。

骨折部位の骨癒合(骨がつくこと)は医療機関での治療が担う領域であり、訪問マッサージが骨の癒合そのものを促進するものではありません。訪問マッサージの役割は、骨が癒合した後、または医師が施術を許可した段階で、関節の柔軟性を保ち、筋力低下を緩やかにすることにあります。

関節可動域については、骨折後の固定によって狭まった関節の動く範囲を、施術の継続によって維持する、または徐々に動かしやすくするという変化がみられる場合があります。早期からの予防的なアプローチほど、拘縮の進行を抑える意義が大きくなります。

筋緊張の緩和については、施術直後に患部周囲や健側の筋肉のこわばりがやわらぎ、体を動かしやすく感じられるという声をご家族からいただくことがあります。継続的な施術によって、日常生活上の動作のしやすさを支えます。

これらの効果には個人差が大きく、骨折の部位や程度、年齢、併存疾患の状況によって変動します。訪問マッサージは「週1〜3回の継続施術を通じて、生活機能の回復と維持を支える」サービスとしてご理解いただくのが適切です。

施術の内容

訪問マッサージの施術内容は、ご本人の症状と当日の体調、骨折部位の回復の状態に応じて調整します。標準的な施術の流れを以下に示します。

導入時のコミュニケーション(5分程度)として、当日の体調、骨折部位の痛みや違和感、前回からの変化を確認します。骨折部位への施術は、必ずかかりつけ医の指示と許可の範囲内で行い、骨癒合の状態に応じて慎重に判断します。

マッサージ(10〜15分程度)として、骨折部位周囲の筋肉、健側の筋肉、安静によって負担がかかっている部位を中心に、徒手によるリラクゼーションマッサージを行います。骨折部位そのものへの施術は、医師の許可の範囲内で慎重に行います。

関節可動域訓練(5〜10分程度)として、痛みの出ない範囲で各関節をゆっくり動かす運動を行います。骨折部位周囲の関節については、医師の指示の範囲内で慎重に動かします。ご家族にも、日常生活のなかで無理なくできる簡単な運動の方法をお伝えします。

記録と申し送り(3〜5分程度)として、当日の施術内容・骨折部位や全身の状態・気づいた点を施術記録に記入します。月初には前月分の施術報告書を担当ケアマネージャー様に提出いたします。

骨折後のリハビリの方の訪問マッサージ よくあるご質問

Q. 骨折後の訪問マッサージは保険適用されますか?

A. はい、骨折後の関節拘縮や筋麻痺等で医師がマッサージが必要と認め、同意書を発行いただけた場合、健康保険が適用されます。1割負担で1回あたり300〜430円程度、2割負担で600〜860円程度、3割負担で900〜1,290円程度のご負担です。往療料も保険に含まれます。

Q. 骨折してすぐでも訪問マッサージを利用できますか?

A. 骨折直後の急性期は医療機関での治療が優先されます。訪問マッサージは、骨が癒合した後、または医師がマッサージを必要と認め同意書を発行された段階からの対応となります。まずはかかりつけ医にご相談ください。

Q. 回復期リハビリ病院を退院した後でも利用できますか?

A. はい。医療機関での回復期リハビリテーションが終了し、自宅での生活期に入った方は、訪問マッサージの主な対象です。回復期リハビリで得た機能を維持するための継続的なアプローチとしてご利用いただけます。

Q. 骨折後のどんな状態にマッサージが向いていますか?

A. 骨折後の固定や安静によって生じた関節の動かしにくさ、患部周囲や健側の筋肉のこわばり、活動量の低下による全身の機能低下に対し、関節拘縮の予防と筋緊張の緩和を目的として施術を行います。

Q. 介護保険のリハビリと併用できますか?

A. はい、併用可能です。訪問マッサージは医療保険を使用するため、介護保険の限度額には影響しません。理学療法士による訪問リハビリと役割分担しながら併用されている方も多くいらっしゃいます。

Q. 効果はどれくらいで実感できますか?

A. 効果には個人差が大きく、骨折の部位や程度、年齢によって変動します。訪問マッサージは週1〜3回の継続施術により、生活機能の回復と維持を支えるものとお考えください。

Q. ケアマネージャーから紹介してもらえますか?

A. はい、可能です。担当ケアマネージャーの方へ「訪問マッサージを利用したい」とお伝えください。当院から直接ケアマネージャー様へご説明することもできますので、まずはフリーコール(0120-985-395)でご連絡ください。

沖縄県内の対応エリア

骨折後のリハビリの方への訪問マッサージは、沖縄本島26市町村すべての地域で対応しております。北部圏域(本部町、今帰仁村、大宜味村、東村、国頭村、宜野座村、恩納村、金武町)の方も、担当施術者の調整により定期的な訪問が可能です。

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